ファクタリングを活用して流行に勝負!経営難のアパレル業の曲がらぬ信念

アパレル業は季節ごとで商品の入れ替えを行う特性から、売上、仕入れコスト、利幅の変動幅が大きい。卸業者、製造業者、小売店の全てでファクタリングを利用する需要が高まっている傾向だ。

アパレル業

アパレルショップで陳列された洋服

アパレル業は小売店、卸会社、製造会社の全てにおいてファクタリングに対する需要がある。
そこには、季節の変わり目にまとめて仕入れを行い、3~4カ月をかけて在庫を売るという業界の特性が大きく関係している。

流行があることや、在庫がかさばることから、仕入れた物は季節の終盤になったら在庫一斉セールをしてでも売りさばくのが、この業界のセオリーである。
仕入れに失敗すると、赤字同然の価格で売って次の季節に向けた仕入れを行わないといけない。
仕入れ・売上・利益率が毎月変動するため、ファクタリングとの相性が良い業種だと言える。

キャッシュレス化で小売店の需要が増加

ファクタリングは売掛債権を買取してもらう資金調達方法である。 業者と取引をする製造会社や卸会社には多数の売掛債権が存在しているが、小売店の場合は顧客の大半が個人になるため、掛け払いという概念がない。
そこでアパレル業でよく活用されているのがクレジットカード債権のファクタリングである。
カード決済した売上は、主に月2回の締め日と支払日に応じて売掛サイトが45日に設定されている。

アパレル店員とお客

カード決済した売掛債権をファクタリングすることで資金回転を良くして、時期によって変動する売上や仕入れコストに対応できる。

クレジットカード債権は加盟店が規約違反をしない限り支払いが保証されている。クレジットカード会社は資金力があるので、破綻リスクも極めて少ない売掛先だ。

加盟店に対して3社間ファクタリングを拒否されることもなく、売掛先からの信用問題もないので安い手数料で3社間ファクタリングを利用できる。
キャッシュレス化によってカード決済する消費者が増加したことで、小売店もファクタリングを活用できる場面が増えてきている。

中小企業は品質で勝負するしかない

洋服を製造する工場

ユニクロやGUなど海外の自社工場で大量生産して高品質・低価格の商品を販売する大手に対して、中小企業は安さやコスパで勝負するのが難しい。
大手が成長する中で中小規模のアパレル業者が生き残るには、少し高くても買いたいと思ってもらえる高品質の商品や、流行をいち早く取り入れたり他のお店にはない個性を出すしかない。

流行は日々変わっているので、仕入れをしたいタイミングで資金が足りずに数週間見送っただけで売上が大きく変わってくる。
アパレル業で利益を出すには仕入れた商品をセール時期の前に高値で売って在庫回転効率を上げていくことが大切である。

しかし、思うように売れなかった時の資金難から次のシーズンの仕入れを遅らせたり、仕入れコストをケチって低品質のものが増えるような悪循環に陥るケースは珍しくない。
毎シーズン成功させるのは難しいが、失敗しても信念を曲げずに積極的な仕入れを行うことが大切だ。

必要なタイミングではファクタリングを利用してでも積極的な戦略を採ることが重要となる。

経営を圧迫される国内の製造業者

インフレによって生地などの仕入れ価格と従業員への最低労働賃金は上昇傾向が続いている。
運営コストが高まる中で、国内のアパレル系製造業者は海外製品の影響で値上げに踏み切れないケースが目立つ。
従業員からストライキを起こされるリスクと、品質を下げたり値上げをすると売れなくなってしまう2つの問題を抱えているのだ。

経営難を理由にしても製造ラインをストップさせる訳にはいかず、厳しい環境で経営している業者が増えている。
インターネットの普及によって、仕入れをする卸業者や小売店も目が肥えているので、シーズンや流行の変化による受注の変動も大きくなっている業界である。

製造業、その中でも特にアパレル関連においては資金難を理由にファクタリングを活用する事例が増えている。